神様の戯言





「Mom! I'm so hot! Give me my sunglasses!」
「サングラスかけたって涼しくなんかならないよ。」
「But, I wanna be cool!」

戯言の主:はちこさんのお嬢さん 4才

シチュエーション解説: いいですよね。とっても。
ママのcoolは涼しい、お嬢ちゃんのcoolは、カッコイイってことなんですね。
女の子ならではの会話ですね。



「ママ! 見て! ずんじゃった、ずんじゃった!」
「?? なぁに?」
「だからぁ〜、ひがし、ずんじゃったよ!」

戯言の主:はちこさんのお嬢さん 5才

シチュエーション解説: 「車の中から沈む夕日をみて」とのことでした。
お嬢ちゃんには、「そのまんま東」が、ずんじゃってるのが見えたんでしょうね!
なーんて、失礼しました。



「ぼくね、カンガルーになりたいの
だってね、カンガルーってポケットがあるでしょう、
そしたらね、ぼくはママのポケットに入れるもの

でも、ママには、ポケットないんだね」


戯言の主:ふくい ひろのり 4才3ヶ月

シチュエーション解説: うーん。可愛い!!
ママと一緒にいたいという、マザコンがガンガン全面に出てしまっていますが、こう言ってくれるのも、あと何年やら。
柔らかいヒロノリのほっぺに、すりすりしてしまった私です。
でも、彼って、本当に詩人だ。



「たんじょう貝・紙しばり」

戯言の主:ふくい みゆき 7才6ヶ月

シチュエーション解説: みゆきの漢字練習帳を覗き込んだ。たまに書き順なんかチェックするのも、私の仕事になっている。
そこで見た、書き取り小テストでの、みゆきの回答は、ご迷答だった。
「そうか、みゆきちゃんの誕生会には、あさりとか、さざえとか、ムール貝とかが、ぱくぱくしながらお祝いしてくれるんだね!!」と言ってしまいました。次貝、ちがった、次回は、ちゃんと書けるかな?
紙しばり……倒錯したSMの世界……、みゆきちゃん、ひねくれたママを許してね。でも、笑わせてくれて、ありがとう。



「ちくびる」

戯言の主:ふくい ひろのり 4才0ヶ月

シチュエーション解説: 「くちびる」という言葉を教えようと、私は唇を指差しました。
じっと私の発音に聞き入るヒロノリ。真剣な目です。こういう表情って、非常に可愛らしい。
可愛い息子の口から出た言葉は、「乳首る」
「ちくびる」なんだそりゃ、と、思ってしまいました。
ただ、音の順番があべこべだったんですね。私が無意識にあてていた漢字は、……何だったんでしょう。あれ、蝶々が飛んでますわね。
本人は、「ちくびる」を連発して、満足そうでした。



「生クリームどんぶり」

戯言の主:ふくい みゆき 7才4ヶ月

シチュエーション解説: 生クリーム丼ではありません。丼物が好きとはいえ、そこまではまだ至っておりません。
本人は、ケーキを目の前にして「生クリーム・たっぷり」と言いたかったそうなのですが。
私には、やはり、「生クリーム丼」に聞こえてしまいました。今度、作ってやろうかな。生クリーム丼。



「ちゃんと、注意しなさい!!」
「チュー」

戯言の主:ふくい ひろのり 3才7ヶ月

シチュエーション解説: 子供って、何かに気をとられてしまうと、他のことにはてんで注意が行き届かない。ま、それが子供だし当たり前なんだけれど。
でも、この日、ヒロノリがコップを肘で倒して牛乳をこぼすのは二回目だった。
パパが恐い顔をしてヒロノリを叱ったのは、ママには良く理解できた。
でも、その後のヒロノリの反応ったら。
お口をタコみたいに突き出して、パパに「チュー」しようとしたのだ。
「ちゃんと、ちゅうい、しなさい」じゃなくって、
「ちゃんと、チュー、しなさい」って勘違いしたんだね。笑っちゃったよ!!
ちっちゃい子のチューは可愛いけどね。
「チュー」もいいけど、ちゃんと「ちゅうい」してね。



「こいーねー」

戯言の主:ふくい みゆき 7才0ヶ月

シチュエーション解説: 「男のロマン」(我旦那曰く)らしい『007』シリーズ。こっちでも新作が映画館で公開される前には、テレビで宣伝したりしてます。
今までの『007』を一挙に紹介していた番組で、ボンドガールとのネチネチの濡れ場で娘が言った一言です。
もう、目のやり場には困るし、いきなりテレビを消すわけにはいかないし、娘の言葉には苦笑するし。とっても困ってしまった私たち夫婦でした。



「ママ、おつきさまどこ?」
「今日はね、遅いからお月様もう、沈んじゃったよ」
「エエッ、おつきさま、しんじゃったの?」
「違うよ、沈んだだけだよ」
「ふーん。……じゃあ、あした、買いにいこうね」

戯言の主:ふくい ひろのり 3才6ヶ月

シチュエーション解説: お月様が大好きな息子。
彼は三日月を探していたのですが、大好きなお月様はもう沈んでしまっていた時の会話です。
彼の、お店では何でも売っているような錯覚が、何ともいえず可愛らしく思えてしまいました。
でも、ひろのり、本当に大切なものはお金では買えないし、目には見えないんだよ。



「むかしむかし、僕は飛行機だった」

戯言の主:ふくい ひろのり 3才5ヶ月

シチュエーション解説: おじいちゃんに送ってもらったおもちゃの飛行機で遊んでいた息子が、いきなりこう言った。
なんだかセピア色した素敵な冒険物語の始まりみたい。
やっぱり彼のことは、大詩人とか、吟遊詩人と呼びたいな。



「やかんが踊ってるよ」

戯言の主:ふくい みゆき 6才8ヶ月

シチュエーション解説: 私はコーヒーが大好きです。少しでも暇ができるとミルでコーヒー豆を挽いては地獄のように熱く天国のように甘いコーヒーを楽しみます。
ある日の午後、コーヒーを入れようとお湯を沸かしていた時、娘がやかんを指差してこう言いました
その日のコーヒーが特別美味しく感じられたのは、親ばかでしょうか。



「ケーキ屋けんちゃん」

戯言の主:ふくい ひろのり 3才3ヶ月

シチュエーション解説: ???????????????????
なぜ、ケーキ屋なんだろう、
なぜ、けんちゃんなんだろう、
突然の息子の絶叫に、戸惑う母ただひとりだった。
旦那の一言は、「ママはそんなビデオを見ているのか?」だった。
一体、どんなビデオなんだろう。
???????????????????



「おケーキ」

戯言の主:ふくい ひろのり 3才3ヶ月

シチュエーション解説: アメリカでは無塩バターが安い。家にはオーブンもある。
子供が退屈すると、クッキーやケーキを一緒に焼く。
家の中を甘い香りが占領していく。幸せな気分。
オーブンの前で飛び跳ねながら息子が叫んだ。
一緒に作ったケーキは、「お」がつけたくなるほど大切なものなんだろうね。



「あさがおから、つなが出た」

戯言の主:ふくい みゆき 6才6ヶ月

シチュエーション解説: 朝顔から出てきたのは、「つな」じゃなくて「つる」なんだけど。でも、朝顔が勢い良く伸びているのがよくわかる表現だよね。
洗面器にみたいな、でっかい花が早く咲けばいいね、みゆき。
馬鹿にしてるかって? してない、してない。楽しんでるけどね。



「ダッチ おじさん」

戯言の主: ふくい みゆき 6才7ヶ月

シチュエーション解説: 旦那さんの会社は、富士通なんです。(ただ今、出向してますが)
富士通のパソコンのキャラクターといえば 「タッチおじさん」。 だからか、「タッチおじさん」のスプーンやタオルが我が家にはあるんです。
おじさんを見た娘の一言がこれでした。
一字違いで大違いの良い例? でしょうね。
私は朝一番、低血圧でガンガンする頭痛も忘れて、大笑いさせていただきました。



「ママ、目が割れるーッ」

戯言の主:ふくい みゆき 3才4ヶ月

シチュエーション解説: おじいちゃんから貰ったタイガーバーム(マンキンタンと呼ばれる外国産のメンソレータム)を、娘は万能の魔法の薬と信じていた。
ある日、彼女の目に睫毛が入ったのかチクチクする。この不快感を、きっとあの魔法の薬なら取り除いてくれるだろうと、彼女は勇敢にも薬を目の回りに塗りたくったのだった。
同じようなことを、彼女の母は受験勉強の眠気を吹き飛ばすための一方策として実行していたことがあった。血は争えないとはこのことだろうか……。
涙とタイガーバームでグチョグチョになった彼女の顔を見て、母親はともかくとして、いつも優しいおじいちゃんやおばあちゃんまでが大笑いしていたのに納得いかない彼女であった。
それでも、彼女はタイガーバームが好きだ。怪我をすると自分で傷口につけている。



「目のカメラで撮ったの」

戯言の主:ふくい みゆき 5才10ヶ月

シチュエーション解説: 時々、息を飲むほど美しい光景に出会うことがある。
太陽はもう地平線へと沈み、夜がひたひたと辺りを覆いつくそうとしている。そんな中、空気が杜若色に染まる。空を見上げる子供たちの顔も、私の掌も、淡く美しい紫色に染まっている。そして、太陽を追うように沈んでいく一日月。まるで銀の剣のよう。一年で数回しか出会うことが出来ないこの光景。
溜め息混じりに「綺麗」と呟く私に、娘はこう言ってくれた。だからこの光景は忘れないと。
なんだかとても嬉しくて、娘をぎゅっと抱きしめた。
日向のような、小犬のような匂いがした。



「こころが、いたいの」

戯言の主:ふくい ひろのり 2才11ヶ月

シチュエーション解説: 僕は誰かと遊んで欲しいのに。お姉ちゃんは学校だって。
ママは、パソコンに向かってカチャカチャやってる。
僕知ってるんだ。パソコンの中でスタンプをペッタンって貼れるの。でも、ママは熱中してて、スタンプごっこもさせてくれそうにない。
でもね、でもね、今は僕のことかまって欲しいの、ママ。僕、寂しいの。ね、僕を見てよ。
ね、ママ、わかってよ。

どこか痛いと言えば、必ず親の注意を引けると子供は知っています。ずるいです。
だけど痛いのが心とくると、……詩人だなと思ってしまいました。
パソコンの電源を止め、遊んでしまった私です。



「ガソリンスタンプ」

戯言の主:ふくい みゆき 6才6ヶ月

シチュエーション解説: 「ガソリンスタンド!!」と叫びたかっただけだったのに。
ちょっと間違えただけでしょう。
パパやママにあれだけ爆笑されたのには、ちょっと「かちんうどん、いっちょう!!」って気分だったわ。



「小さいころは、カメ様がいて」

戯言の主:ふくい みゆき 6才6ヶ月

シチュエーション解説: ユーミンの『やさしさに包まれたなら』のメロディーに乗せてどうぞ。
我娘は、こう歌ってくれました。
「カメ様」に、ニタリとした私の心は、相当曇っているようです。カメ様、お許しください。アーメン。



「くすりなおし」

戯言の主:ふくい みゆき 6才6ヶ月

シチュエーション解説: 苦い風邪薬を娘が飲まなければならないとき、私は口直しのチョコレートの欠片を娘に渡します。
「口直しに食べなさい」と言ったのに、次に風邪薬を飲むときには、こう言ってチョコレートを要求した娘です。



「僕、いくつ?」
「えんぴつ」

戯言の主:ふくい ひろのり 3才2ヶ月

シチュエーション解説: 「みっつ」という答えを期待した質問に、息子は「つ」の付く言葉で答えた。
「いくつ」の「つ」の音が頭に残ったからだろうか。
確かに語呂はいい。彼は詩人だ!! しかし、妙にその場に居合わせたことを後ろめたく思う母親であった。



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