私はちっちゃな白い「ほんばこ」
「本棚」みたいに立派じゃないけど、絵本がぎっちり詰まってるのよ
私の持ち主は、「みーにゃん」って呼ばれてる女の子と、
「ひろにゃん」って呼ばれてる男の子と、「ママ」って呼ばれてる女の人
みんな、私から楽しそうに絵本を取り出しては読んでるの
だからね、どんな本を読んでるのか私も覗いてみようと思っているの

だから、貴方も一緒にね、ね




ひろにゃんのたな 三歳から小学校低学年ぐらいまで
みーにゃんのたな 一人で読んでみようか
ママのたな 子供と子供だった大人のため





ひろにゃんのたな

いたずら きかんしゃ ちゅうちゅう
作・バージニア・リー・バートン
訳・むらおか はなこ
福音館書店 黒のコンテで力強く書かれた絵。息子のためにと、心をこめて書かれた文章。機関車の好きな子供は、きっと目を輝かせて話しに聞き入ることでしょう。
虹伝説
作・ウル・デ・リコ
訳・津山紘一
小学館 10年以上前に買った、私の絵本を、息子が読んで欲しいと持ってきました。お話は長いけれど、耳を傾けるようになりました。そして、その美しい絵を、目を輝かせながら見るようになりました。
今では、お気に入りの一冊です。
絵本には、もしかしたら、対象年齢、ないのかもしれませんね。
しょうぼうじどうしゃ じぷた
文・渡辺茂男
絵・山本忠敬
福音館書店 のっぽくんやパンプくん、いちもくさんと違って、大きな火事を消せない消防自動車のじぷた。でも、そんな小さな彼にしかできない仕事があるんです。
だるまちゃんとてんぐちゃん
作・加古里子 福音館書店 パパが、「懐かしいー」と叫んだ絵本。だるまどんの、「花」と「鼻」の勘違いは、日本語が頭に入りだした子供には、とても可笑しいようです。中毒のように、読まされています。
ふしぎなナイフ
文・中村牧江/林 健造
絵・福田隆義
福音館書店 緻密な絵。状態を語る一言。息子が好きな絵本です。
ジオジオのかんむり
文・岸田 衿子
絵・中谷千代子
福音館書店 じんわりと、じんわりと、暖かさが伝わってくるお話です。自分が、自分のためだけにではなく、人のために生きることの清しさを語ってくれます。
とりかえっこ
文・さとうわきこ
絵・二俣 英五郎
ポプラ社 ひよこさんが、出会った友達と、声を交換していきます。さあ、最後にひよこさんは、なんて鳴くかな? いっしょに、鳴き声をたてながら、読んでくださいね。
3びきのくま
文・トルストイ
絵・バスネツェフ
訳・おがさわら とよき
福音館書店 森で迷った女の子が、くまさんのお家にたどりつきます。家具も、食器も、みんな大きいの、中くらいの、小さいのとが揃えてあります。さあ、どんなことが起こるかしら。
14ひきのあさごはん
いわむら かずお 童心社 私たちにとって身近な日本の自然の中で、14ひきのネズミの家族が暮らしています。子供たちの個性がよく描き切れています。絵が大きく、自分もその中で探検できますよ。ママにとっては、文章が短いので、クテクテに疲れた日でも、子供に読み聞かせができるところが嬉しいです。
ちいさいおうち
作・バージニア・リー・バートン
絵・石井 桃子
岩波書店 昔、昔に頑丈に建てられた小さなおうちは、田舎でりんごや星や月たちと暮らしていました。ある朝、測量する人たちがやってきて、道を作りました。どんどん回りは、街になっていきます。切ない気持ちになる部分もあります。でも、最後はほっとして本を閉じるでしょう。息子の大好きな絵本です。
三びきのやぎの がらがらどん
絵・マーシャ ブラウン
訳・せた ていじ
福音館書店 三匹のやぎさん、山へ草を食べに行く。でも、橋を渡らなきゃいけないよ。そこにはこわーいトロルがいるのさ。橋をがったんごっとん、がったんごっとん鳴らしながら、前に進め!!(ママ、恐い声を使って読んでね)
とんでもきょうりゅう
作・E.C.クラーク
訳・くじ みき
ほるぷ出版 ある日、飛び跳ねちゃう恐竜が町の近くにやってきた。楽しい恐竜だけど、町のみんなは恐竜が跳ねるたびに、お空へポーイ。恐竜くんは、みんなと一緒に暮らせるかな?
ぐりとぐら
作・中川 李枝子
  大村 百合子
福音館書店 パパがむかし読んだ絵本だよ。ぐりとぐらが秋の木のみを集めてたら、ジャジャーン!! 何が落ちてたと思う?大きな大きなタマゴが落ちてたんだよ。さあ、このタマゴどうしよう。
そらいろのたね
作・中川 李枝子
  大村 百合子
福音館書店 ゆうじくんは大切な模型飛行機と、きつねの持っていたそらいろのたねと交換します。庭に植えた種からは、空色のお家がはえてきます。どんどん大きくなっていく空色のお家に、みんなが集まります。でも、そのとき、ゆうじくんにそらいろのたねを渡したきつねがやってきます。さあ、どうなるでしょう。人と分かち合えることに、喜びを見出せる幸せを教えてくれます。
きれいな はこ
作・せな けいこ 福音館書店 子供が大好きなおばけが、きれいな箱から出てきます。悪い子は、おばけにされちゃうんだぞー。思いっきり恐い声で読んであげてください。バカうけします。(3ヶ月間、私は毎晩読みました)
ふうせんねこ
作・せな けいこ 福音館書店 なんだかすぐにふくれてしまう おねこさん。プープーふくれてお空に飛んでってしまいます。我侭な態度に共感を覚えるのでしょうか、息子は妙に気に入っています。説教めいたことを言ってないのも子供にとっていいのでしょうか。私は、裏表紙のおねこさんの妹にジーンときてしまいます。

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みーにゃんのたな

せいめいのれきし
作・バージニア・リー・バートン
訳・いしいももこ
岩波書店 地球の誕生から、生命がそこで芽生え、どんどんと進化しているありさまを、劇に見立てて書いている絵本です。内容は、とても充実しています。難しい漢字にはルビが打ってあるので、ひらがなが読める子なら、一人でその歴史の世界へ旅立てます。
かんがえるカエルくん
作・いわむら かずお 福音館書店 私の二人の子供がとっても気に入っている絵本。 じっと考えているカエルくんが気付くこと、そしてカエルくんの友達であるネズミくんの言葉が、とてもいいのです。 大人の人にも、読んで欲しい一冊です。
エルマーのぼうけん
作・ルース・スタイルス・ガネット
絵・ルース・クリスマン・ガネット
訳・わたなべ しげお
福音館書店 ママが子供のときに読んだ本なんだ。エルマーって男の子が、りゅうを助け出すお話なんだ。すっごく面白いよ。はじめは寝る前に、ママが一章ずつ読んでくれてたんだけど、先が知りたくて自分で読んだんだよ。私が始めて自分で読んだ本なんだ。
エルマーとりゅう
作・ルース・スタイルス・ガネット
絵・ルース・クリスマン・ガネット
訳・わたなべ しげお
福音館書店 『エルマーのぼうけん』の第二弾だよ。りゅうを助け出して帰る途中で、嵐にあっちゃうんだ。で、また冒険。私はこの本を読んで、りゅうをたくさん描いたんだよ。
エルマーと16ぴきのりゅう
作・ルース・スタイルス・ガネット
絵・ルース・クリスマン・ガネット
訳・わたなべ しげお
福音館書店 エルマーの最後の冒険旅行なんだ。『約束』の大切さを教えてくれたよ。お話の最後では、胸が熱くなってね、私泣いちゃった。
あるはれたひに
作・木村 裕一
絵・あべ 弘士
講談社 ある嵐の夜、雷の大嫌いなオオカミとヤギは、お互いの姿を見ずに友達になります。翌日、おべんとうを持ってピクニックへ出かける約束をした二匹ですが、オオカミは途中でおべんとうを落としてしまいます。お腹はぺこぺこ。横には美味しそうなヤギ。さあ、オオカミは友達を食べちゃうんでしょうか? オオカミの最後の一言に、ほんのりと心が桜色になります。子供も、そして大人も楽しめる絵本です。友情って、いいもんっすね、オオカミさん。

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ママのたな

木を植えた男
原作・ジャン・ジオノ
絵・フレドリック・バック
訳・寺岡 たかし
あすなろ書房 自分の心が錆付いた時、ふと自分が幸せであることを忘れてしまっていた時、この本を読んで私は、もう一度生まれ変わります。
銀河鉄道の夜
作・宮澤 賢治
画・小林 敏也
パロル舎 始めて読んだ宮澤 賢治の作品です。アスパラガスの小さな赤い実が出てくるシーン出会って、彼の洞察力の鋭さに驚嘆しました。
てぶくろをかいに
作・新美 南吉
絵・わかやま けん
ポプラ社 珠玉のような作品を残して夭折した新美 南吉のお話は、切なくなってしまうものがあります。『ごんぎつね』や『おじいさんのランプ』がそうです。でも、このお話は、人間や動物を越えた「信頼」と「おもいやり」の暖かいお話です。ぜひ、お子さんを膝の上に載せながら、やさしく、あたたかく、読みきかせてあげてください。
にんぎょひめ
原作・アンデルセン
文・曽野 綾子
絵・岩崎 ちひろ
偕成社 岩崎 ちひろさんのふわりとした絵が、にんぎょひめの住む海の世界を美しく描き出しています。また、子供の絵本にはありがちなオブラートに包んだようなエンディングはしていません。魔女との約束のとおり泡になって消えるにんぎょひめは、最後まで「愛」を貫き通した感動を与えてくれます。私の出会った『にんぎょひめ』の中で、この本は最高だと思います。
おどる12人のおひめさま
原作・グリム
訳・やがわ すみこ
絵・エロール・ル・カイン
ほるぷ出版 はじめて、カインの絵に出会ったのは、この絵本からでした。 緻密で、東洋の香りと西洋の美を溶かして一つにした人。もう、彼の新しい作品を見ることはできないけれど、20才だった私に、もう一度絵本に目を向けさせてくれた人でもあるのです。 私の、宝物でもあります。
魔女からの手紙
文・角野 栄子
絵・20人の素敵な画家たち
ぽぷら社 『魔女の宅急便』でおなじみの、角野 栄子さんの文章に、世界中の画家たちが絵を描いてできあがった絵本です。ページをめくるごとに、わくわくしますよ。
魔女国特製切手シールが入っているはずなのですが……私の絵本にはついていませんでした。ぐすん。
かたあしだちょうのエルフ
文・絵 おのき がく ポプラ社 エルフのようになりたい。エルフのような樹になりたい。 この絵本を読んで、そう思った。

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私の手元には、昔私が読み、今、子供たちが読んでいる本が何冊かあります。
絵本、素敵な知らない世界に連れていってくれる友達、小さい私にとっては、そうでした。
でも、学年が上がるにつれて、だんだん絵の無い本を読むようになりました。
大学生になったとき、また、何冊かの素敵な絵本に出会うことができました。
絵本や子供の本は、楽しいです。
それは、子供の美しい心に語り掛けているからでもあり、
読む人が、昔は誰もがみんな、子供だったからかもしれません。

貴方も、素敵な絵本と出会えますように。


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