の目 の目


ここは、JOJOさんと雅世の詩のコラボレーションの世界

上の散文は雅世の 下の詩はJOJOさんの創作です




「傘が欲しいの」


絹のような雨を

綻(ほころ)ばせながら泣く仔猫


まるで今の私のよう


ずっと貴方の背中を見て

守られながら歩いてきた

そんな貴方の大きさを

今になって気付くなんて


傘が欲しいの

私が濡れないように

傘が欲しいの

仔猫が濡れないように

私も誰かを守れれば


たぶん貴方に近づけるから










「傘」


絹を裂くような心の悲鳴

君の愛が僕のせつなさを握り締め

そして握り潰す


激しさは君と同じ

恋しさは君と同じ

逢いたさは海を越えて・・・


君に降る日常の煩雑が

仔猫のように震わせるなら

僕の非望の傘こそは

君の哀しみ隠す屋根






もどる