の目 の目


ここは、JOJOさんと雅世の詩のコラボレーションの世界

上の詩はJOJOさん 下の散文は雅世 の創作です




「刃〜白い詩(うた)〜」


傷つきたくなくて淋しさは

その震える糸を切られようとしない

傷つけたくなくて淋しさは

その細い糸を切ろうとしない

ただみつめるだけの卑怯な刃


時空を怨んで心の輪郭を指でなぞってみても

夕日の色は変わらない


消えそうなほどの細い肩を抱いて

溜め息をごまかす咳をする


押し潰されそうなせつなさに僕は失神し

そしてやがて臆病に

白い詩(うた)とともに灼熱の花園に再生するのだ










「切れ味の悪い両刃の剣(つるぎ)」


傷つきたくなくて

傷つけたくなくて

咄嗟に漏らす優しい言葉

でもそれは切れ味の悪い両刃の剣

生ぬるい言葉は

あなたの心を切り裂いていく

ゆっくりと ゆっくりと


それでも言えなかった

優しい仮面を被ったわたしを許して


今度はもっと強くなるから

辛くても言えるようになるから


言えなかったわたしを許して

傷つけたくなかったの

その一言が恐かったの

自分が傷つくのが恐かったの






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