の目 の目


ここは、JOJOさんと雅世の詩のコラボレーションの世界

上の詩はJOJOさん 下の散文は雅世 の創作です




「揺らぎ」


光のヴェールが浜辺に滑り落ち

影の輪郭を際立たせる

払い落とされた砂粒がカラカラ笑い出す

脱線した波頭たちが悪戯の計画を企てる

呑気な入道雲も

堪えきれずに背伸びして

気の早い夏の太陽のシナリオを覗いている


古ぼけた白い灯台だけがただ一人

静かにあたりを見回している


潮騒の揺らぎは今年もまた

誰かの心をせつなく揺らすのだろう










「私は幸せ」


目の前を駆け上がるオリオン座

夏の夜明け前の星座たち

幾千年もの時を巡り

今日もまた夜空を駆ける


果てしない輪廻の輪の中で

あなたに出会えたことを

素直に喜びたい


今までの涙も

今までの辛さも

きっとここに来るために用意されていたのね

これからの小さな幸せを

見つめながら育てながら

あなたと二人で巡っていきたい


砂粒もの数だけ

生まれ落ちた人の中から

あなたに巡り合えて

私は幸せ






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