の目 の目


ここは、JOJOさんと雅世の詩のコラボレーションの世界

上の詩はJOJOさん 下の散文は雅世 の創作です




「覚醒」


一点の曇りもない清潔な青空の中で

燦然と黄色い夏が照りつけている

すべてに影を与えくっきりと浮立たせている


そして憂鬱な煙は青に紛れて消えてゆく

このまま消えるのなら

いっそ跡形も無く消えてしまえば

きっと楽になれるのだ


海の青も

空の青も

そのさきには何も

ありはしないのだから


僕の脳裏には景色がはっきりと見えていた

その景色をはっきりと焼きつけていた


心の絆創膏は

そろそろ剥がしていい頃だろう










「捨てること」


きらきらと

放物線を描いて

蒼い海に消える銀の指輪

19才の誕生日の

あなたからのプレゼント


捨てなきゃいけないような恋はしてないけれど

それでも後ろめたいの

新しい恋人の前でなんて

はめられるわけがない

薬指の銀の指輪なんて


新しい恋の予感は

はちきれそうな嬉しさと

まだ癒えてはいない心の傷を

かすかな疼きで教えてくれる


大人になるって

捨てることなのかもしれないね






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