の目 の目


ここは、JOJOさんと雅世の詩のコラボレーションの世界

上の詩はJOJOさん 下の散文は雅世 の創作です




「お昼寝」


零れ落ちる幸福の切れ端

流れゆく安らぎの時間

寝息のリズムは心地よくたゆたい

瞼にかかる後れ毛を揺らす静寂は

どこまでも優しく続いている


溺れるようなまどろみに喧燥を忘れ

このまま何も知らず漂えば

それはきっと幸せと呼ぶに足りるのだろうが

じんじん脈打つ人生の痛みは

それを許しはしない


いつかもっと強くなれば

この風の優しさに

心ふるわすこともあるのかもしれない










「戦士のまどろみ」


青みの走る瞼に

そっとやさしく口づける

ときおり歪む哀しい寝顔

自分の力の無さを見せつけられる


彗星のように何かに惹かれて

走り続けるあなたは戦士

苦しくても傷ついても止まりはしない

あなたの前に立ちはだかる

すべてのものを取り除けることができたなら


せめてまどろんで

私の膝に疲れ果てたこうべを押し当てて

ほんの少しの憩いに

私がなれるものなら


傷を隠して

走り続けるあなたは戦士

せめて今は

今だけは甘いまどろみの中にいて






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