の目 の目


ここは、JOJOさんと雅世の詩のコラボレーションの世界

上の詩はJOJOさん 下の散文は雅世 の創作です




「木の実」


決して実ることのないちいさな木の実を拾い集めて

ちいさな強情が涙をひねり潰しながら歩いていく

行く先のわからぬ道ならば

いっそ全部捨てれば楽になる


捩じ曲げられた青春が

薄緑の風の吹く本当の願いの陰に隠れて

暗い想念の雫を瞳に垂らして眺める

たくましさに絡みついて歩く幸福な可憐

無邪気な獣と戯れる純白の魂


愛を諦めるなら死んでからにしたほうがいい


心のわななきは火災報知器のようにやかましい










「何もいらない」


何もいらないわ

1カラットのダイヤモンドも

ウインドウにある素敵な服も

赤いツーシターのスポーツカーも

あなたさえ側にいてくれれば

何もいらない


こんな気持ちはじめてよ

そのままの私を愛してくれるあなた

飾ることもなく

妙に作ることもなく


これが運命っていうのかしら


でも、

どうしてそんなに暗い顔をしているの?


愛されることは苦手なの?


でも、私は幸せ

心が満ち足りているもの

ショッピングした後よりも、もっといい気分


何もいらないわ

大好きなトワレも

華奢なハイヒールも

新しいリップスティックも

あなたさえ側にいてくれれば

何もいらない









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