2001年2月28日





「不器用サラダ」


四角く 光の落ちた部屋から

瞼で 暗室になった空間から


私の意識を いつもの場所へと引き戻す

不規則な 包丁の音


ステンレスのボウルに盛られた

サラダが一つ キッチンの中心に


生まれた赤ん坊の 空間を手に作る

そのなんと 小さく弱弱しかったことか


今 しなやかに動く10歳の少女の背中に 目を細める

洞窟から 輝く太陽をうかがい知るように










零した言葉
アルビレオ日詩