2000年11月2日





「風穴」


濃い紅が 似合うようになるように

寂しさは 埃のように降り積もって

女に 似合うようになっていくのだろうか


ささくれた 踵のようにざらざらと ざらざらと

するるとした ストッキングも まるで棘にひっかかるように

その心も ささくれだっている


  いつの間にか 風穴はぽっかりと開いていて

ほら 悲しげな音をたてている

私だけの音 私だけの風穴








零した言葉 アルビレオ日詩